汗腺の種類がある!?エクリン汗腺とアポクリン汗腺とは

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汗腺が違う

多汗症とワキガの違い、それも決定的で特徴的な違いとなっているのが、汗を分泌する汗腺元の違いです。

結論から言えば、多汗症の汗は「エクリン汗腺」から、ワキガの汗は「アポクリン汗腺」から分泌されており、この2つの汗腺にはそれぞれ違った役割があります。

役割の違いを考えてみる

「エクリン汗腺」は恒温動物である人間が体温を一定温度に保つために、特に体温の過上昇を防ぐために存在しています。

そのため外耳道や唇などごく僅かな部分をのぞけば体のほぼすべての部分に無数に存在しており、多い人なら約500万個、少ない人なら約200万個、平均では約350万個あると言われています。

しかしこれらの全てから汗が分泌されるわけではなく、実際には全体の約半分ほどの汗腺は「お休み」している状態です。

実際に発汗する汗腺を「能動汗腺」と呼びますが、この数は育つ環境によって左右され、例えば寒いところで育った人より暑いところで育った人の方が能動汗腺の量も多くなることが分かっています。

暑いところで生活するためにはそれだけ沢山汗をかく必要がありますから、これは理にかなった仕組みと言えますね。

また住環境に関わらず、能動汗腺の密度は体の部位によっても異なり、手のひらや脇、足の裏、額などに特に多く集中しています。

一方「アポクリン汗腺」は体臭の原因となる汗を分泌しますが、これはかつて仲間同士を確認したり異性を惹きつけたりするフェロモンのような役割を果たしていたと考えられています。

自分と同種のニオイを発する相手を避け、異種のニオイを発する相手に惹かれるなら遺伝子の偏りを防ぐことができるため、体臭によって自然に自分に相応しい相手を見つけることができるようになっていたわけです。

勿論現在、人はニオイでパートナーを決定するわけではありませんが、アポクリン汗腺は今尚存在しており、特有の体臭を放つ原因となっているわけです。

アポクリン汗腺のまとめ

このように、アポクリン汗腺は体温調節とは別の働きをするため、体の至る所に存在する必要はありません。

従って、特に脇の下や性器の周辺、乳輪、外耳道など限られた場所にのみ集中して存在しています。

アポクリン汗腺の数は人によってバラバラですが、欧米人と比べると日本人を含めた東洋人はその数が非常に少なく、それゆえにアポクリン汗腺から発せられるニオイに敏感なのだと言えるでしょう。

またエクリン汗腺と同じくアポクリン汗腺も数だけでなく汗腺の大きさや活動量の多さによっても発汗量が異なるため、これらの要因によってワキガ体質かどうかに違いが出てくるのです。

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