多汗症には危険な病気が隠れていることも!

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人並み以上に汗をかく「多汗症」には、原因不明の先天的なものである「原発性多汗症」と、器質的な問題が原因で後天的に起こる「続発性多汗症」とがあり、後者の場合危険な病気が隠れている可能性があるため、注意が必要です。

医学的には発汗する原因によって病名が異なる

医学的な病名

これが多汗症とワキガの違いの1つで、ワキガの場合は、完全なる体質。突然ニオイが強くなったように感じても、本来持っていたワキガ体質に食べ物やホルモンバランスなどが関係してニオイが強くなっただけで、病気とは何ら関係がありません。

続発性多汗症に潜む病気の中でも、ホルモンに関係しているのが「甲状腺機能亢進症」や「更年期障害」です。

「甲状腺機能亢進症」は別名「バセドウ病」とも呼ばれ、女性に多い病気です。

甲状腺とはのどぼとけの近くにある小さな臓器で、甲状腺ホルモンを分泌しているのですが、この病気ではTSH受容体抗体や甲状腺刺激抗体というたんぱく質が甲状腺を刺激し、過剰なホルモン分泌を促してしまいます。

甲状腺ホルモンの過剰分泌は疲労感や不眠、動悸、下痢といった症状の他に、不整脈の1つである心房細動や周期性四肢麻痺といった合併症を引き起こす危険性があります。

一方の「更年期障害」はご存知の通り、女性ホルモンの減少によって引き起こされる自律神経の異常で、頭痛やめまい、のぼせ、食欲不振など人によって様々な症状を見せ、ひどい場合には日常生活に支障をきたします。

甲状腺機能亢進症も更年期障害も、ホルモン異常によって自律神経のバランスを乱すことから、自律神経が司る発汗にも異常が現れ多汗症になると考えられます。

怖いのが腫瘍が原因の場合!それって自覚できるの?

腫瘍が原因となって多汗症を発症している場合もあります。

例えば「褐色細胞腫」は、腎臓の上にある副腎にできる腫瘍のことで、腫瘍によってアドレナリンやドパーミンといった神経伝達物質が過剰に生成されます。

これにより頭痛や息切れ、動悸、多汗などの症状を引き起こすのですが、中には急激な血圧上昇を引き起こして重篤な症状に陥ることもあり、危険です。

しかし褐色細胞腫の90%は良性であるため、摘出手術によって回復が望めます。

褐色細胞腫より危険なのが、「悪性リンパ腫」です。

悪性リンパ腫とはリンパ組織にできる悪性腫瘍の総称で、自覚症状に乏しいため何かの検査の際に偶然見つかるというケースが多いのですが、特徴的な症状として原因不明の熱が1~2週間続いたり大量の寝汗をかいたり、といったことhが挙げられます。悪性ですから放置しておくと命に関わりますが、抗がん剤が効きやすいため血液のがんの中では治療率が高い言われています。

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